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JR東海道線について

社会交通工学科 1年 成岡 宏信

東海道線とは

 東京都千代田区の東京駅から兵庫県神戸市中央区の神戸駅までを結ぶ鉄道路線である。 ここで東京〜熱海間はJR東日本、熱海〜米原間はJR東海、米原〜神戸間はJR西日本 の管轄となっている。



東海道線の主要な電車


113系電車

113系電車(2006年に東日本地区から撤退)


211系電車

211系電車




東海道線の歴史

 東海道本線の延伸の歴史は、日本の初期の鉄道の歴史を象徴している。
 最初は新橋〜横浜間と、神戸〜京都間という都市文化の象徴だったが、その後、関東と関西を結ぶ幹線として計画されるようになった。当初予定されていた中山道ルートから東海道ルートに変更されると、一大プロジェクトとなり、一気に建設が進んでいった。
 東海道は東海道五十三次という名称からわかるとおり、宿場町が多い。最初のころは「宿屋に客がこなくなる」、「汽車が火事を起こす」と言われ、宿場から離れた地点に設けられた駅が多いそうだ。
その為、東海道五十三次のルートと東海道線のルートは違っている。当時は宿場町としてさかえていた所が、現在では駅から遠く離れていることにより、財政的に苦しく、過疎に悩む町も多々見られる。打開策として合併をしているところがあるが、状況が変わることはなく、形式的に地名が変わるだけで特に意味がないのが現状だ。
 そこで抜本的に改める必要があるが、まだ実用的な案は未だにでてきてはいない。
 また、東海道五十三次でない町で、逆に栄えているところもある。これから分かるとおり、やはり、駅の有無が少なからず経済効果を与えているということが分かる。
 尚、以上の様になる理由としては他に主要な交通機関がないこと、そこの町に魅力的であり珍しく、知名度が高いイベント、特産品がないことが考えられる。

歌川広重(安藤広重とも)

「東海道五十三次」を描いた歌川広重



おわり

 
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